Claude Codeの始め方
Claude Codeの使い方を、インストールから最初の質問、最初の変更まで順に。公式の手順を手元で動かし、つまずきやすい所も確かめた。
Claude Code は、ターミナルで動く AI のコーディングエージェントです。この記事では、インストールから、最初に質問して、最初の小さな変更を任せるところまでを、公式ドキュメントの順に追います。手元で動かせる部分(インストール、--version、--help、claude doctor)は実際に動かしました。ログインと、モデルを呼び出す操作はしていません(2026-10-16)。
料金やプランの違いは「Claude Codeの料金、実際いくら?」に、ほかのツールとの違いは「コーディングエージェントの選び方」にまとめたので、ここでは扱いません。
始める前に確かめること
公式のセットアップのページでは、動作環境を次のように挙げています(出典:https://code.claude.com/docs/en/setup 、2026-10-16確認)。
- OS:macOS 13.0 以降、Windows 10 1809 以降または Windows Server 2019 以降、Ubuntu 20.04 以降、Debian 10 以降、Alpine Linux 3.19 以降
- ハードウェア:RAM 4GB 以上、x64 または ARM64
- ネットワーク:インターネット接続が必要
- シェル:Bash、Zsh、PowerShell、CMD
もう一つ、アカウントの条件があります。同じページによると、Claude Code を使うには Pro、Max、Team、Enterprise、または Console のアカウントが必要で、2026年10月16日時点では、無料の claude.ai プランには Claude Code が含まれていません。どれを選ぶかは料金の記事に任せます。
インストールする
公式が最初に挙げているのは、ネイティブのインストーラーです(同出典)。以下は公式の手順をそのまま載せたもので、ネイティブのインストーラーと Windows のコマンドは手元では実行していません。
# macOS / Linux / WSL
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
Windows では、PowerShell 用と CMD 用のコマンドが別に用意されています(同出典)。
# Windows PowerShell
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
:: Windows CMD
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd
公式によると、'irm' is not recognized と出たら CMD に、The token '&&' is not a valid statement separator と出たら PowerShell にいます。ほかに、Homebrew(brew install --cask claude-code)と WinGet(winget install Anthropic.ClaudeCode)でも入れられます。
更新の扱いが違うので、ここは選ぶ前に知っておくと楽です。公式によると、ネイティブのインストールはバックグラウンドで自動更新されます。Homebrew と WinGet は自動更新されないので、brew upgrade や winget upgrade を自分で打つ必要があります。
npm でも入れられます。パッケージ名は @anthropic-ai/claude-code で、公式は Node.js 22 以降を求めています。古い Node.js では、インストールは失敗せずに EBADENGINE の警告が出る、と書かれています(同出典)。
手元では、ほかの設定に触れないよう、空の一時ディレクトリを HOME にして npm で入れてみました。Node.js は v20.19.2 です。
npm WARN EBADENGINE }
added 3 packages in 5s
2.1.301 (Claude Code)
公式の説明どおり、警告は出ましたが、インストールは通り、claude --version も表示されました。とはいえ、要件を満たしていない状態なので、普段使いは Node.js を上げるか、ネイティブのインストーラーを使うほうが安心です。
入ったかを確かめる
公式は、インストールが終わったら新しいターミナルを開いて claude --version を打つよう書いています。さらに詳しく確かめるなら claude doctor です。セッションを始めずに、インストールと設定の診断を読み取り専用で表示します(同出典)。
手元の npm のインストールで動かすと、ログインしていない状態でも、診断は表示されました。抜粋です。
Running: npm-global (2.1.301)
Platform: linux-x64
Auto-updates: enabled
1 warning found
- Can't auto-update: npm global folder isn't writable
Fix: Run claude install to switch to the native installer (no sudo) ...
npm で入れた場合、npm のグローバルのフォルダに書き込めないと自動更新ができない、という警告です。直し方として、ネイティブのインストーラーへの切り替えなどが示されました。入れた直後に一度 claude doctor を見ておくと、こうした状態に早く気づけます。
claude が「見つからない」と言われるときは、たいていコマンドの場所がシェルの PATH に入っていません。その切り分けは「Claude Codeで環境変数が効かない」に書きました。
最初のセッションを始める
作業したいプロジェクトのディレクトリで claude を打ちます。初回はログインを求められ、サブスクリプションか Console のアカウントなら、ブラウザで認証を済ませます(出典:https://code.claude.com/docs/en/quickstart 、2026-10-16確認)。
最初は、いきなり直させるより、読ませるところから始めるのが安全です。公式のクイックスタートも、最初の質問の例として「このプロジェクトは何をするものか」「主な入口はどこか」「フォルダの構成を説明して」のような、読むだけの質問を挙げています。Claude Code は必要に応じてプロジェクトのファイルを読むので、自分で文脈を貼り付ける必要はありません。
最初の変更を任せる
読ませて様子が分かったら、小さな変更を頼みます。クイックスタートの例は「メインのファイルに hello world の関数を足して」です。Claude Code は対象のファイルを探し、変更の内容を見せます。変更の前に確認を求められたら、内容を見てから承認します。
どの操作を確認なしで実行してよいかは、セッションの権限モードで決まり、Shift+Tab でいつでも切り替えられます(同出典)。慣れないうちは、確認を求められる状態のまま、差分を自分の目で見るのがおすすめです。
覚えておくと楽なコマンド
クイックスタートの表から、最初に使う場面が多いものを抜き出しました(同出典)。
| コマンド | 何をするか |
|---|---|
claude "やること" | 最初の指示を付けて対話モードを始める |
claude -p "質問" | 1回だけ質問して終わる |
claude -c | このディレクトリの直前の会話を続ける |
claude -r | 以前の会話を選んで再開する |
/help | 使えるコマンドを表示する |
/clear | 会話の履歴を消す |
手元の claude --help でも、-c, --continue、-r, --resume、-p, --print が表示されることを確かめました。
プロジェクトのルールを Claude Code に覚えさせたくなったら、/init で CLAUDE.md の下書きを作れます(出典:https://code.claude.com/docs/en/commands 、2026-10-16確認)。何を書いて何を削るかは「CLAUDE.mdは削るほど効く」に書きました。
まとめ
- 始める前に、動作環境と、有料プランか Console のアカウントが要ることを確かめる。
- ネイティブのインストーラーは自動更新される。Homebrew と WinGet は自分で更新する。
- npm で入れるなら Node.js 22 以降。入れたら
claude doctorで状態を見る。 - 最初は読ませる質問から。変更は小さく頼み、差分を見てから承認する。
- 料金は料金の記事、ほかのツールとの違いは選び方の記事へ。